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自由にプランした間取りが最初に制限を受ける項目が、住宅の強度です。
地震によって簡単に壊れてしまう住宅を造らない為にまず地震に強い住宅の5原則を頭に入れて間取りをプランしましょう。
地震で住宅が大きくゆれた場合、壁がその揺れを吸収する役割を果たします。
その場合、壁はできるだけ一枚の壁である方がより耐震性が増します。住宅に凹凸があれば、壁の耐震効果は凹凸の角の所で切られてしまいます。あまりおもしろくは無い間取りですが、四角い総二階の住宅が一番地震に強い構造といえます。しかし筋交いやその他の耐震対策をすれば、あまり制限を受けないレイアウトプランが可能です。
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「窓は大きく」というご希望は多いのですが、窓を大きくとると言うことは前出の地震の揺れにたいする壁の強度を落とすことになります。壁の内部には、筋交いという対角線の様になった斜めの柱があり、柱の揺れを押さえています。
壁自身の強度 とそれを増す筋交いが地震の揺れから住宅を守ります。筋交いの位置はバランス良く配置することが大切です。窓の位置をずらして、筋交いの入る壁を作りましょう。また1・2階の壁が同じ位置に来るようにすることで、1・2階を通した筋交い入りの耐震壁をつくることができます。
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